ちょっとマニアックなお話/その2


   

鯉のぼりの歌にもありますが、鯉のぼりは、
  黒い真鯉はお父さん、
  赤い緋鯉はお母さん、
  青や緑の鯉は子供鯉、
というのが定番です。
さて、では鯉のぼりが3匹なのは何故でしょう?


3というのは不思議な数らしいです。
まず、古代中国に発する陰陽道では、奇数は縁起の良い数字と考えられていました。
また3という数字は、中国だけでなく世界でも特別な扱いを受ける数です。
三大文明・三賢人・三つ星シェフ・三兄弟・三人娘・御三家・三婆・三匹の子豚などなど、
3と言う数字は世界中どこに行っても登場します。

芸能界では、3と言う数字には霊力があり、3人ワンセットで売り出すと
爆発的人気が出るとも言われています。
ま、迷信ですが、あながちウソとも言い切れない部分もあります。
そんなわけで、鯉のぼりの鯉も3匹で定着したようです。


3匹の鯉の色の役割
さて、鯉のぼりの3色ですが、まさに 父・母・子供を表現する色で表されています。
五行説に由来する色の意味は、別ページの吹き流しと五行説の項目を参照してください。

黒は、冬で水を表します。五行説で言う冬は、堅く閉ざし動かないという季節です。
父というものは、安易に変容してはならず、どっしりとしていなくてはなりません。
なおかつ水は、全ての生物の命の源であり必要不可欠なものです。
赤は、夏で火を表します。火は万物を生み出す源であり、知恵を象徴する物です。
人間は火を手に入れた時から知恵を得、文明を築きだしたと言われます。
また夏は次々と生命を育む季節でもあります。まさに母そのものと言ってもいいでしょう。
青は、春で木を意味します。全ての生命がのびのびと活動を始める春、
そしてすくすくと伸びる木は、子供のあるべき姿そのものです。

このように3匹の鯉のぼりは、安定と生命の源の供給、知恵と育成、
成長と繁栄いう、平和な家庭に不可欠な要素を表現し、
子供達の健やかな成長を守る物とされているのです。

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