“内飾りと外飾り”それぞれの思い

工房天祥の上久保です。
4月に入り新生活が始まりましたね(^^)
地域によって違うと思いますが、工房天祥のある埼玉県さいたま市では【4/8】に小中高校の入学式があり、昨日は一年生が初登校でした。
まだ体に合わない大きさのランドセルを背負って登校班で歩くのを、一年生のお母さん達は姿が見えなくなっても心配そうにずっと見つめているのをみて、私も帰ってくるまで家事も手につかず、1人ソワソワして待っていたのを思い出しました。
新生活が始まるのは嬉しいけれど、最初は子供だけではなく親も不安ですよね。( *´艸`)

さて、五月人形も地域によって購入するものが違うと言われていますが、おおまかにわけると【内飾り】と【外飾り】があり、それぞれ別の意味が込められてるのはご存じですか?

あることは知っているけれど…意味があるのは知らない…なんて方は多いのではないでしょうか?!
(実は私もその1人でした( *´艸))

【内飾り】とは、その名のとおり室内に飾る飾りで、“兜” “鎧” “子供大将・金太郎”等があります。
昔は、3月~5月の季節の変わり目は体調を崩すことも多かった為、その時期は[邪気が満ちる時期]とも言われ、恐れられていました。
その為、武士にとって身体を守る大切な防具である鎧を飾ることで、お子様の身を事故や病気から守る“無病息災のお守り”とされています。

【外飾り】は、屋外に飾るもので“鯉のぼり” “幟旗”等があり、実は五月人形は[外飾り]が始まりとも言われていて(((o(゚∀゚)o)))【男の子が産まれたことを神様に知らせ守ってもらう為】にかかげるようになりました。
また、とても人気のある“鯉の滝のぼり”は
池や沼でも生きることのできる生命力が強い鯉が急流をさかのぼり、子供がどんな困難にも耐え立派な人になるように“立身出世を願うお守り”とされています。

“内飾りのみ”を購入される方が多くいますが、地域によっては、【外飾りのみ】を飾るところもあるそうです。

今回のお写真は“内飾り”の子供大将と“外飾り”の鯉のぼりが一緒になっている、人気の  【健ちゃん】です☆
外飾りは、飾る場所がないという方にはオススメです。
カッコいい鎧姿の健ちゃんですが、おちょぼ口が可愛いので癒されますよね(^▽^)/★☆♪

鎧兜の読み方は?

鎧飾りの詳細説明で、普段は聞きなれない専門用語がたくさん出てきます。

甲冑(かっちゅう)とは、胴部を守る鎧(甲=よろい)と、頭部を守る兜(冑=かぶと)からなる武具の総称です。

■よろい[鎧]甲冑の総称です。
五月飾りには主として具足と大鎧があります。

■おおよろい[大鎧]
鎧の形式の名称で、草摺(くさずり)が4枚になっているものです。
具足との相違は、草摺(腰に下がる部分)が大きく、前後左右の4枚になっています。

■ぐそく[具足]鎧の形式の名称で、草摺が5枚以上になっているものです。
人形業界の通称では全て鎧と呼びます。
大鎧との違いは草摺が5枚以上になっています。

五月人形の鎧飾りは処分してもいいの?

五月人形の鎧飾りは処分してもいいの?

お父さんやお祖父さんから受け継いだ五月人形・鎧飾り。壊れてしまったり、傷んでしまって飾れなくなった鎧飾り。

お役目を果たしてくれた五月人形や鎧に、感謝の想いをこめて丁寧に対応させて頂きたいですね。

処分すると決めた場合、どのようにするのか、分からないものです。

お寺や神社または地域などで、一年に一度くらいの割合で、人形供養祭人形感謝祭が行われています。

当店がある”人形の町・岩槻”でも、毎年11月3日には人形供養祭が開かれます。ここでは、兜や鎧など五月人形の処分を承っています。

まずは、供養祭を取り仕切っている事務局にお電話して聞いてみるのも良いでしょう。

お問い合わせ:048-757-0128(受付10:00-18:00)

節句人形アドバイザーが選ぶおしゃれな五月人形10選

おしゃれな五月人形と聞いて、どんなものを想像されますか?
お部屋の雰囲気に合わせてスタイリッシュな甲冑であったり、
かわいいお顔の子供大将のような五月人形であったりと、
五月人形でおしゃれというと様々なスタイルが挙げられます。
今時のお部屋におしゃれに飾って頂ける五月人形をご紹介します。

https://www.hinamatsuri-kodomonohi.com/blog/?p=1186

鎧兜・道具 細かなパーツそれぞれに名前があるんです②

すこし専門的な内容ですが、鎧兜の造作をご覧ください。

1.「兜」
2.「面(めん)」
3. 「化粧板」
4.「大袖(おおそで)」
5.「胸板」
6.「肘金」
7. 「手甲(てっこう)」
8.「胴先緒」
9.「前草摺」
10「馬手草摺」
11.「はいだて」
12.「毛ぐつ」
13.「鎧櫃」

胴は、皮ので覆った革胴をはじめ、彫金や彫り物がはめ込まれている豪華なものもあります。

◆おどし糸の組合せ

おもだか

段おどし

中白おどし

鎧の糸の部分は「おどし」と言い、
代表的な一色の黄色「緋おどし」、
色が段々になっている「段おどし」
真ん中が白い物を「中白」と言い、
いわば、鎧のお洒落でありデザインでした 。

◆胴のスタイル

上から、鹿革の印田を使った革胴・糸おどしの丸胴 ・彫金の彫り物をはめ込んだ彫金胴です。

五月飾りの代表的な道具

1.弓
2.太刀
3.松明(たいまつ)
4.扇
5.太鼓
6.陣笠
*4.5.6の三種類で「軍扇陣笠」といいます。
7.対入(ついいり)
8.柏餅
9.御酒(菖蒲酒)
10.ちまき

聞きなれない名称も多かったのではないでしょうか?
とはいえ、実際の購入となると、このような武具のパーツがこだわりポイントになるので
ぜひショップでご覧になる際にも注目してご覧になってください。