ひな人形を末永く楽しむための、飾り付けのポイントとは

2018年9月11日

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家族みんなで楽しむひな祭り、盛大なお祝いとなるよう、ご夫婦やご両親と相談しながら準備を進めることと思います。我が家に迎え入れたひな人形、いよいよ飾り付けを開始するときには、まずは「家のどこに飾ろうか」と頭を悩ませるご家庭も多いのではないでしょうか。今回はひな人形の飾りかた、についてです。

まず、ひな人形はとても繊細な素材を多く使って作られています。ケースに入ったものはそのまま飾って問題はありませんが、「直射日光」は避けましょう。窓際はなるべく避けた方がよいでしょう。とはいえ、明るい場所に飾って楽しみたいものですよね。薄手のカーテンや障子を上手に使って直射日光を遮ってください。
我が家は、お人形は日本人形、ということもあり、和室に飾っています。ちょうどリビングから見える明るい位置なので、飾りやすいというのもあります。しかし、今は和室がないご家庭もあるかと思いますので、和室の有る無しにこだわらず、飾りやすい場所に飾って楽しみましょう。

お子さまがまだ小さい場合は、小さいお飾りなどの誤飲にも注意しなくてはなりません。誤飲の心配があるうちは、ケースに入っていない場合はお子さまの手の届かない場所に飾りましょう。お祝い当日には、お子さまの動きに注意しながら皆さんからよく見える位置に移動して楽しみましょう。
ケース入りの場合は、出し入れが簡単で飾る手間もかかりません。しかし、ガラスケースの場合は、取り扱いに十分に注意してください。アクリルケースのひな人形は軽量で割れにくく、ペットや小さいお子さまがいらっしゃるご家庭でも安心ですから、お子さまのお部屋の棚の上などでもよいでしょう。お子さまが大きくなってきたら相談しながら飾るのも良いですね。

昔と違い、今の住宅事情ではなかなかひな人形を飾る場所の確保も難しいかもしれませんが、エアコンやストーブの風などに注意しながら、水はねや油はねのない、汚れない場所に飾り付けてください。ひな人形を長く楽しむためには、汚れにも注意が必要です。飾っている間も、ホコリや汚れがつかないようにこまめにお掃除をしながら、お人形をキレイに保つようにしましょう。

いざ飾るとなった時。我が家は毎年悩みます。毎年確認してしまう事、それは男雛と女雛、どっちが右で、どっちが左?ということ。年に一度ですから、どうしても忘れてしまうというのが正直なところ。配置の決まりはあるのでしょうか。
古来の日本文化では、男性は向かって右、女性は向かって左とされてきました。現在でも京都地方ではおひな様もそのように配置されています。
しかし、それ以外の地域では逆に右に男雛、左に女雛を飾る傾向にあります。
これには昭和天皇の即位礼に倣ったとか、西洋化の影響など諸説あります。

お子さまの成長に伴って、飾る場所も変わってくるかもしれません。手の届かない位置にあったひな人形が、手の届く位置に変わってくることで、お子さまの成長が実感できるかもしれませんね。末永く楽しむために、飾る場所や保存の仕方にも注意しながら毎年のお祝いを楽しみましょう。

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