お雛様と京都御所の繋がり

2020年12月10日

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お雛様の桜橘の位置には、京都御所の正殿であった紫宸殿(ししんでん)の前庭に植えられていた植物からきているのをご存知ですか?

京都御所は明治時代に東京の皇居(江戸城)に天皇陛下の住居が移るまで生活をしていた所で、

天皇陛下から見て左(向かって右)に桜

天皇陛下から見て右(向かって左)に橘が植えられているため、お雛様の桜橘も同じ位置となっています。

でも、いざお雛様を飾る時に桜橘の位置なんて直ぐにでてこないですよね?!

私も工房天祥に入社してから知ったのですが、覚え方としては【左近の桜・右近の橘】というものがありまして!

宮中の警固を行う近衛府である

左近衛が【桜】の近くに

右近衛が【橘】の近くに配置されていたことで、

【左近の桜・右近の橘】と呼ばれているようです。

桜と橘は【魔除けや邪気祓い】の力がある為、お雛様に用いられているのですが、最近では可愛らしい【紅白梅】を選ばれるお客様も多くいらっしゃいます。

そんな時、「梅だと意味ないですか?」と言われたりするのですが、大丈夫です!!!

紅白梅も【魔除けや厄除け】の力があり、桜橘同様に京都御所の御常御殿の【向かって右に白梅・左に紅梅】が植えられているので、

本来なら桜を置いている所(向かって右)に赤梅

本来なら橘を置いている所(向かって左)に白梅を飾るのも可愛いらしくて良いとおもいます(*^^*)

子供が少し大きくなって、お雛様のお花の位置の話をした後にでも、ぜひ京都御所に行って桜橘や紅白梅が植えられている位置を確認してみてください。

親子で「なるほど~!!」と楽しめるかもしれません( *´艸)

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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものと異なる場合があります。予めご了承ください。


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