桃の節句に向けて雛人形の選び方と買い方のチェックポイント!

2021年1月19日

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一生に一度!失敗しない雛人形の選び方

女の子の初節句で飾られる雛人形には大きく分けて「木目込み人形」と「衣装着人形」の2種類があります。
また、雛人形が着ている衣装や顔の雰囲気など、人形店によっても種類は様々です。
華やかで可愛らしい雛人形ですが、どれを選べば良いのか迷っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は後悔しない雛人形選びの方、購入する際に気をつけるポイントについてご紹介します。

雛人形の種類について

雛人形を選ぶ際に、まずは人形の種類から決めていきましょう。
「木目込み人形」と「衣装着人形」のそれぞれの特徴を知って雛人形選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

木目込み人形

木目込み人形は、へらや目打ちを使い人形胴体の溝に布を一枚ずつ差し込んでいく「木目込み」という技術を用いて作られた雛人形です。
雛人形の着物の自然な丸みを出しながら、えりなど細い部分に柄を合わせるなど、制作の工程で高い技術を必要とされるのが木目込み人形の特徴となっています。木目込まれた衣装はしっかりと人形に固定されるので、丈夫で形崩れがしにくく、末長く飾ってお祝いができます。
また、木目込み人形のもう一つの特徴として、小さくコンパクトな物が多く取り扱いしやすいこともポイントです。

衣装着人形

市場に出回っている雛人形の7割が衣装着人形で、木目込み人形とは違い、人形と衣装を別々の作家さんが作り、衣装を人形に着せて完成させます。
実際に布を重ねて制作されているため衣装も豪華で雛人形本体が大ぶりな物が多くなります。
雛人形の顔は、木目込み人形とは対照的で人間のような大人びた顔の物が多く、端麗で艶やかな雰囲気が特徴です。

アフターサポートの有無について

長期間の保存した雛人形を飾っていると衣装が汚れたり、人形が傷ついたりなどトラブルも発生するかもしれません。
雛人形を購入する際は、人形の修理や付属品を失くした場合に補償してくれるなどのアフターケア相談を受け付けているお店を選ぶことをおすすめします。

まずは予算や飾る場所・収納スペースを考えよう

続いて、雛人形を購入するための予算や飾る場所についても考えてみましょう。
実際に購入する際、大切な我が子のためと言っても、飾るスペースが限られているマンションやアパートでは段飾りなど大きな雛人形を購入してしまうと飾るスペースに困ってしまいますよね。
予算も一緒で、予定していた金額を大幅に超えた雛人形を選ぶのではなく、例えば10万円までの商品を購入するなど家族会議である程度金額設定をしてみるとよいでしょう。
ご家庭に合わせて飾る場所や収納スペース、予算に合わせて雛人形を選んでみましょう。

雛人形の価格と品質について

雛人形の価値は大きさや価格で決まるものではありませんが、品質の良い雛人形は衣装に上質な布地を使用しており、作り上げるために職人技が必要となりますので、その分価格が高くなってしまうのが特徴です。
職人の技で制作された高い品質の雛人形は、形崩れも少ない上に末長く飾れることがメリットです。
価格が高い雛人形が必ずしも良いというわけではありません。ご家庭にあった予算に合わせて雛人形を選ぶことが一番大切です。

雛人形を飾るスペースや場所について

雛人形選びで大事なのが、飾る場所やスペースです。平成初期までは和室に飾ることが多かった雛人形ですが、現代の住宅事情にともない和室に飾れないご家庭も増えています。
雛人形は飾りや台まで含めると意外に場所をとるため、人形によっては広いスペースが必要となります。ご家庭に合わせて無理なく飾ることのできるサイズの雛人形を選びましょう。
コンパクトサイズの雛人形は、スペースを取らない上に取り扱いが簡単で、お部屋のタイプを問わずリビングの空きスペースやピアノの上など様々な場所に飾ることができるのがメリットです。

雛人形を収納するスペースについて

雛人形は一般的に桃の節句を終えたころに片付けるのがよいとされています。
一度飾り付けをした雛人形を片付ける必要があるので、選んだ人形によっては片付け方法が難しくある程度の時間と手間がかかります。
片付けるのが苦手、扱いや管理が難しい物は避けたいと思っている方には、コンパクトな雛人形がおすすめです。
木目込み人形に多い、丸いフォルムのころんとした小さな雛人形だと、収納するスペースや片付けの手間もかからない物が多く、将来お住まいを引越しした場合などの環境の変化に順応できるのが特徴です。
取り扱いが簡単なため、雛人形を出し入れする際にぶつけたり、落としたりして壊してしまうというトラブルが起きにくいのもメリットです。

雛人形の選び方のポイント!買い方は?

雛人形選びをするにあたり、チェックしてほしいのが雛人形の「顔」と「衣装」です!
雛人形は顔のサイズや見る角度、衣装によって様々な表情をみせます。お気に入りの雛人形を見つけられたらさらに愛着が湧き、毎年のお祝いも楽しみになることでしょう。

雛人形は顔が違う?

雛人形の顔には「職人手作りの顔」と「型抜きされた顔」の二種類があります。
職人手作りの雛人形は、顔に胡粉(ごふん)という白い粉が顔料として塗られています。顔の特徴としてはふんわりした物が多く、口や目は鋭く切り込まれており、髪の毛の生え際や、眉毛なども細かく作られています。
一方で、型抜きされた顔は雛人形の肌が光っているように見える物が多いです。彫り込みや細かい細工がない物もあります。
雛人形の顔の好みは人それぞれですので、比較した上でお気に入りを選びましょう。

雛人形の衣装は何が違うの?

衣装の素材もチェックしておくべきポイントです。
素材には絹や、化学繊維と絹が混ざった物と化学繊維のみの衣装素材があります。
その中でも絹が100%の生地は、正絹(しょうけん)と呼ばれ、なめらかな光沢と柔らかさが特徴です。雛人形の衣装に絹が使われていると説明されている場合でも正絹ではない可能性がありますので注意しましょう。
化学繊維は、てかりやごわつきがあるのが特徴です。化学繊維で作られた雛人形衣装は何千円単位から、正絹では何万円単位とする物が多いです。好みの衣装や布地で雛人形を選んでみるのもよいでしょう。

雛人形の買い方

雛人形の買い方については、お店で実際に実物を見て決めるのが一番ですが、まずはインターネットで検索や、カタログを請求するのがオススメです。
インターネットで雛人形を探す場合は、「節句人形アドバイザー」がいる人形専門店がおすすめです。
節句人形アドバイザーとは、社団法人日本人形協会が認定する制度です。節句人形アドバイザーが在籍する人形専門店では、二重価格表示や不当な宣伝販売をしないことを守り、親身に雛人形選びを手伝ってくれます。

お気に入りの雛人形を見つけて素敵な初節句を迎えましょう

今回は、雛人形の選び方と買う時に気をつけるべきポイントについてご紹介しました。
様々な雛人形があるため、とても迷いますが、一生懸命に選んで大切に飾ればその子にとって一番の雛人形になること間違いなしです。この機会にご家庭にぴったりの雛人形が見つかるとよいですね。

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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものと異なる場合があります。予めご了承ください。


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