別々に作られる、お雛様。

2021年2月8日

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工房天祥の上久保です。
節分は、ご家族で楽しみましたか?
毎年、節分は【節分弁当】を作るのですが、今年はお弁当持ちの子がいなかったので何だか寂しかったです(ノ∀\) 3年前の節分の日。 末っ子の節分弁当が思い浮かばず、 鬼…強い…恐れられている…ノソノソ歩く…と1人で連想ゲームをしてしまいまして、何となく?!【ゴジラ・GODZILLA】を作りました(>∀<*)
これオニじゃないじゃん!!」と怒られたのを思い出しました(笑)
たしかに違いますね(≧∇≦)b

さて、手作りといえば…
お雛様は、職人が【手作り】しているというのはご存知の方が多いかと思いますが、1つのお人形“全て”を1人で作っているわけではないのをご存知でしたか?

お雛様は【分業制】で手作りされております。

頭師
織物師
小道具師
手足師
髪付師
そして最後の工程である
着付師
と、1体のお人形を作り上げるため沢山の人が関わっています。

そのため、
髪型が若干違う気がするのですが…
着物の柄が写真と若干違う気がします…」等、毎年お電話をいただくことがあります。
髪型は髪付師が1体1体結っている為、若干誤差が出ることもありますし、
着物のは同じ生地を使っていても、裁断した場所によって若干柄のでかたに誤差が出たりもします。

そして、1番多いのが【屏風】で
金屏風に傷があるのですが…」というお電話です。
金箔は、金や真鍮などをたたいて1万分の2~3ミリの厚さまで伸ばし、小さくカットしたものを1枚1枚手作業で貼っていきます。
その為、継ぎ目やシワが目立つ場合があります。
これは作業工程上や特性上やむを得ないもののため、ご理解いただけたら嬉しく思います。

今季も、お子様の無病息災と健康を祈りお雛様をお作りさせていただいておりますので、是非【手作りの良さ】をじっくりと見比べにきてください( *´艸)/♪

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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものと異なる場合があります。予めご了承ください。


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