ひな祭りの由来とは?
ひな祭りはもともとは古代中国の上巳節という行事でありまして、それが日本に伝わり、室町時代に貴族の女の子の間で行われていたお人形遊びと合わさって誕生いたしました。
今でも一部の地域に「流し雛」という風習が残っておりますが、これは子供の穢れを人形に移して川や海に流したことが由来になっております。
このように雛人形はひな祭りと切っても切り離せない関係なのです。
雛人形の飾り方
一般的には三種類の飾り方があるとされます。
お雛様とお殿様の二人だけを飾った「親王飾り」、その二人に三人官女を加えた「五人飾り」、そして人形十五人がそろった「七段飾り」です。
もちろん、「十二段飾り」「十五段飾り」などかなり豪華なものもございますが、一般のご家庭では、「親王飾り」から「七段飾り」くらいのものがスペースも取らず、お値段もお手頃で人気のようです。
また、京都で作られる雛人形は向かって右側にお殿様が置かれ、関東で作られるものではお殿様が向かって左側に置かれるという違いもございます。
雛人形はご両親やご家族の願いがこもった「お守り」であり、大切なお嬢様への大切な贈り物でもあります。
お嬢様が健やかにこれからの人生を歩んでいけるよう、皆様の心をこめてお祝いしてください。