おじいちゃんとおばあちゃんが孫のために買う雛人形

2019年8月23日

投稿者:



お孫様の初節句。ご家族そろってお孫様を囲んで楽しいひと時をお過ごしになることと思います。
お孫様が女の子であったなら、そのお祝いのお席に是非ご用意していただきたいのが雛人形でございます。
今回は雛人形の人気と傾向から初節句でどんな雛人形を選べばいいかご紹介します。

目次


  1. 近年の雛人形の人気と傾向

    コンパクトなサイズの雛人形が人気。

    木目込み雛人形

    収納飾りの雛人形

    好みの色の雛人形

    雛人形のお顔

  2. 祖父母からのお節句のお祝いは、品物が重ならない工夫も大切

  3. 困ったときはお店に相談

  4. 次女・三女が生まれた時の初節句の雛人形

  5. 娘(赤ちゃんのお母さん)の雛人形はどうすればいい?

近年の雛人形の人気と傾向


初節句を迎えられる赤ちゃんに、雛人形をご購入されるお祖母様が子供の頃は、七段飾りや五段飾りなどの雛人形が主流でした。
それに比べると、今は多種多様で、かえって選ぶのに迷う方も多いのです。
今は住宅事情でなかなか雛人形を置く場所がないという方も多くいらっしゃいますが、
コンパクトに男雛、女雛のみから選べるので、お飾りになる場所の心配はご無用でございます。

コンパクトなサイズの雛人形が人気。


近年の住宅事情により、コンパクトなサイズの雛人形が人気です。
特にマンションやアパートに対応した、横幅が65cm以下の雛飾りも、年々増えています。

木目込み雛人形


飾る場所はないけど、ひな祭りの歌に出てくる人物が登場するような雛飾りが欲しいなんて欲張りな方には、木目込み雛人形がお薦めです。
小さくて丸い形が特徴的で、可愛らしさで存在感があります。

収納飾りの雛人形


お人形やお道具など一式が飾り台に収まる、収納飾りはここ数年人気です。
二人飾りの親王飾り収納タイプだけでなく、三段飾り(五人飾り)で収納型も好評です。
飾り台の高さがある分、横幅が同じ平飾りに比べて見栄えがすることが人気の理由のひとつで、片付け下手な方には特に重宝します。

立雛

スタイルとしては、立雛もブーム。
元々雛人形は、古来より流し雛などの人の型をしていた為、立雛が原型だとされる諸説もあり、本来の形で雛人形を飾りたいという方も増えています。

好みの色の雛人形


選び方として、好みの雰囲気で選んだり、部屋に合わせた色合いで雛人形を選ぶ方も少なくありません。
今時の雛人形選びでは雛人形と言えば赤を想像してしまう、そんな昔と違って、高貴なお色の紫系や何色とも言いがたいニュアンスカラーのようなお衣裳の雛人形が人気が高いです。
また、ピンク色やラベンダー色のケース飾りの雛人形も、春らしく女の子のお節句には相応しい色合いです。

雛人形のお顔


顔が命と言われるように、雛人形のお顔は、選ぶ時の条件に必ず入ります。
昔ながらの涼しげな表情を好まれる方もいるが、赤ちゃんのような可愛いお顔や、古典的過ぎない美人顔も最近の傾向です。

祖父母からのお節句のお祝いは、品物が重ならない工夫も大切


赤ちゃんが生まれてから間もなく大きな包みが送られてきて、それがお雛様であったことに驚かされたと伺ったことがあります。
誰よりも早く孫の節句の祝いを贈りたいという心情は十分理解できますが、都会暮らしの若夫婦にはちょっと困ることもあります。
豪華なお雛様を贈られて嬉しい反面、住宅事情で、飾り場所に苦労したなんて話も聞きます。
2LDKくらいのマンション暮らしで7段飾りの立派な雛人形をもらったなんて人いらっしゃるようです。

毎年、2月の終わりから3月3日まで、1部屋を片付けてお雛様の居場所を確保することになります。大きな家にお住まいの方は都会の住宅事情には疎いものです。
日頃のコミュニケーションの中で、間取りや希望をさりげなく聞いておくといいでしょう。

困ったときはお店に相談


店舗だけでなく、ネット通販もしている雛人形専門店は、種類が豊富ですので、お好みピッタリの雛人形が見つかることでしょう。
店舗に「日本人形協会認定の節句人形アドバイザー」が在籍していれば、ご予算やサイズ等ご本人に合った雛人形選びのお手伝いをしてくれます。
お電話やインターネットで問い合わせもできます。
ネットで探してお子様と雛人形実店舗にお出かけする、というのも主流です。

次女・三女が生まれた時の初節句の雛人形


雛人形は子供の成長と幸せを祈るものです。基本的にはお子さま一人一人の雛人形と考えられています。
出来れば次女・三女にもそれぞれの雛人形を用意したいものです。
しかしながら、一人一人に雛人形を用意するのが難しい場合には、何かお子様の記念になるようなお人形を買い求めてあげて、一緒に飾ると良いでしょう。
ここ最近では雛人形は姉妹の二人のものとし、別にそれぞれ市松人形を飾る、というスタイルも根付き始めています。

娘(赤ちゃんのお母さん)の雛人形はどうすればいい?


雛人形をもう飾らなくなったり、雛人形が古くなってしまったり、何かの事情で雛人形を保存できなくなった場合は、全国各地の社寺で行っている人形供養(人形感謝祭)に持参し、供養料を添えて雛人形を治めるのが良いでしょう。
人形のまち・岩槻(埼玉県さいたま市)では毎年11月3日に人形供養が行われています。
人形協会にご連絡頂けましたら、ご供養に出される方法や費用をお伝えしております。(岩槻人形共同組合 048-757-8881)

雛人形は女の子の健やかな成長をお祝いする節句の席に欠かせないものとして昔から節句の席に飾られておりました。
雛人形はお祖父さま、お祖母さまから可愛いお孫様への初節句の贈り物としてこれ以上はないお品であると思われます。
四季のある日本の昔からある初節句という麗しいしきたり。その場の主役になる可愛らしいお孫様。
雛人形は晴れ着を身につけた可愛らしいお嬢さまを最高に引き立ててくれることでしょう。

# # # # #


※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものと異なる場合があります。予めご了承ください。


みんなに人気の記事

新着記事

関連コラム