初節句の迎えかた

2018年8月15日

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一生に一度の「初節句」、ご家族みんなで笑顔で迎えるために知っておきたい事とは。

お節句事のお祝いの品は、母方の両親から送るものなんだよ。と、実両親に聞いたときは驚きました。どうやら私が生まれた土地ではそういう習わしのようです。実両親から初節句のお雛様、どんなお人形がよいのか考えておいてね、と言ってもらいつつも、毎日の子育てに追われ、そちらに意識が及んだのはちょうどお正月が明けたくらいでした。
娘の初節句は女の子なので三月三日のひな祭り、桃の節句です。男の子は五月五日のこどもの日、端午の節句ですね。

日本にはこれら以外も節句があるのをご存知ですか?
日本の節句は、以下の5つがあります。

●人日(じんじつ) : 一月七日の七草の節句
            七草がゆを食べて、一年の豊作と無病息災を願います。

●上巳(じょうし) : 三月三日の桃の節句
            お雛祭りの日、女の子の誕生と成長を祝います。

●端午(たんご)  : 五月五日の端午の節句
            子どもの日、男の子の誕生と成長を祝います。

●七夕(しちせき) : 七月七日の七夕
            七夕まつりの日、短冊に願いを込めて笹に飾ります。

●重陽(ちょうよう) : 九月九日の重陽の節句
            菊の花を飾り、邪気を祓って長寿を願います。

およそ二か月に一回のペースで節句があるのですね。九月九日の菊の節句はあまり馴染みがありませんでしたが、宮中や寺院で菊を鑑賞する行事に転じています。秋には菊の鑑賞会も多いですよね。

すべての節句にはそれぞれ意味がありますが、邪気を祓い、家族の健康を願うという意味も見受けられます。

お子さまの誕生の時期によって、それぞれの日本古来の行事やお節句をお迎えする準備も変わってきます。ここでふと思ったのですが、たとえばお正月過ぎて早生まれのお子さまたちの初節句はいつになるのでしょうか。生まれて初めてのお正月を迎えてから初節句のお祝いをする、と聞いたことがあります。実際にどうなのでしょうか。
周りのお友達に聞いてみたところ、いろいろな説がありました。生まれて初めてのお正月を迎えてから、お宮参りが済んでいるかどうか、などなどありましたが、実際のところは特に厳密な決まりはないのだそうです。確かに4月生まれだった娘ですら余裕がありそうだったもののバタバタました。お正月前後や早生まれのお子さまの場合は準備に余裕がなく大変かもしれません。お母さんやお子さまの体調も含め落ち着いて準備を進め、お祝いできるタイミングをご家族みなさんで相談して決めていただくのがいいでしょう。

我が家の娘が生まれたのは今から14年前。あっという間に月日が流れますね。
4月生まれの娘は、春のお宮参りから始まり数々のお祝い事を両家の両親とともに祝ってもらってきました。親としても1年生だったわが夫婦は、すべてが手探り状態でしたが、それぞれ遠い土地に暮らす両親たちに連絡をし、サポートをしてもらいながらの子育てはとても懐かしい思い出です。

お子さまたちの一生に一度の「初節句」、ご家族みんなで笑顔で迎えるためにも、余裕を持った準備を進めたいですね。

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