雛人形どうする?桃の節句の準備の進め方

2018年8月28日

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女の子の健やかな成長を願いながら家族全員でお祝いする桃の節句、ひな祭り。ご家族と相談して準備を進められることと思います。お子様の初節句をきっかけにひな人形を迎え入れることになりますが、いつ、どのような準備を進めたらよいのでしょうか。

まず、ひな人形の準備についてです。ひな人形は誰が購入するものなのでしょうか。
古くは、お嫁入り道具として婚家へ持参したものでした。従って、母方の実家から贈る例が多いようです。しかし、現在では、両家で話し合い費用を折半したり、ご夫婦でご購入されることも多くなっています。まずはご夫婦で相談して、その後両家ご実家に相談するのが良いでしょう。現在のひな人形には様々なタイプがありますから、お子様の成長に伴った今後の飾りつけのことも考えて選びましょう。

ひな人形はいつからいつまで飾るのでしょうか。
飾りつけは立春過ぎから二月の中旬、遅くともお節句の一週間前までには飾りましょう。地方によっては旧暦(四月三日)お節句に合わせて三月の中旬に飾り付けることもあります。私の出身地は旧暦でのひな祭りでしたので、娘が小さい頃は旧暦でひな祭りをしていました。娘が大きくなるに従い、学年の切り替わり時期と重なることもあってあわただしいので、三月三日となりました。 ご夫婦の出身地なども関係しますので、両家のご両親と相談して決めてください。片付けは三月中旬までに済ませることをお薦めしますが、地方によっては旧暦(四月三日)お節句に合わせる所もあります。お節句当日を三月三日とするのか、四月三日にするのかで変わってきますので、ひな人形の準備のスケジュールも併せながらご家族で良く相談して決めましょう。

ひな祭り当日はご家族が揃う大切な機会です。どのようにお祝いしたらよいのでしょうか。
時代と共に簡素化していると言われていますが、初節句は盛大に祝うご家庭も多いのではないでしょうか。ご両親や親戚にお声がけしてひな人形を飾り、ひな人形を前にお祝い膳としてのお料理をふるまいます。このお祝い膳のふるまいは、ご両親からのお祝いに対してのお返しにもなります。
ひな祭りと言えば「ちらし寿司」と「ハマグリのお吸い物」です。
彩豊かなちらし寿司は、華やかなひな祭りにピッタリです。菜の花などの季節の食材を取り入れながらカラフルに仕上げましょう。お子さまが離乳食の時期でしたら、流用できるものも使うといいですね。ハマグリのお吸い物は縁起物です。古来の「貝合わせ」という遊びに用いられていたように、一対になっている相手以外にはぴったりと合いません。従って、将来の良縁を願うものとなっています。お出汁をしっかりとれば、お子さまも喜んで味わってくれるかもしれません。
華やかなひな祭りにはデザートも欠かせません。菱餅やひなあられ、最近ではひな祭りケーキなどもあるようです。地方の伝統的なひな祭りにまつわる和菓子もあるようですので、ご両親にも相談しながら準備できるといいですね。

お子さまのお祝いには基本的には「お返し」は必要ありませんが、お礼状は必ず出しましょう。お祝いの席に出席できずともお祝いをいただいた方には「内祝い」を送ります。本来の内祝いの意味は、お祝いをいただいたかどうかは関係ないのですが、子どものお祝い事である初節句に関しては特別に内祝いを配ることもあります。ご実家のご両親と相談して準備を進めてください。

ちなみに、ひな人形は大人になっても飾っても良いものなのでしょうか。
大人になっても飾って問題はありません。子どもの頃だけや、結婚するまでしか飾れないものではありません。おじいちゃん、おばあちゃん、もしくはご両親からプレゼントされた大切な「お守り」としてのひな人形ですので、末永く大切に飾ってください。ご両親のひな人形と一緒に飾り付けしていただくと、一層華やかです。もちろん、おばあちゃんのひな人形と一緒に三代飾りをしてもいいですね。

我が家では、毎年ひな人形の前で撮影した写真を眺めながら、娘の成長を喜んでいます。両家実家が遠方なものですから、撮影した写真をそれぞれの両親に送って喜んでもらっています。離れていても大切な行事です。 これからのお子さまの成長に思いをはせながら、家族みんなで楽しむひな祭りとなるように、ご夫婦やご両親と相談しながら準備を進め、盛大なお祝いになるといいですね。

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