おじいちゃんとおばあちゃんが孫のために買う雛人形

お孫様の初節句。ご家族そろってお孫様を囲んで楽しいひと時をお過ごしになることと思います。
お孫様が女の子であったなら、そのお祝いのお席に是非ご用意していただきたいのが雛人形でございます。
今回は雛人形の人気と傾向から初節句でどんな雛人形を選べばいいかご紹介します。

近年の雛人形の人気と傾向

初節句を迎えられる赤ちゃんに、雛人形をご購入されるお祖母様が子供の頃は、七段飾りや五段飾りなどの雛人形が主流でした。
それに比べると、今は多種多様で、かえって選ぶのに迷う方も多いのです。
今は住宅事情でなかなか雛人形を置く場所がないという方も多くいらっしゃいますが、
コンパクトに男雛、女雛のみから選べるので、お飾りになる場所の心配はご無用でございます。

コンパクトなサイズの雛人形が人気。

近年の住宅事情により、コンパクトなサイズの雛人形が人気です。
特にマンションやアパートに対応した、横幅が65cm以下の雛飾りも、年々増えています。

木目込み雛人形

飾る場所はないけど、ひな祭りの歌に出てくる人物が登場するような雛飾りが欲しいなんて欲張りな方には、木目込み雛人形がお薦めです。
小さくて丸い形が特徴的で、可愛らしさで存在感があります。

収納飾りの雛人形

お人形やお道具など一式が飾り台に収まる、収納飾りはここ数年人気です。
二人飾りの親王飾り収納タイプだけでなく、三段飾り(五人飾り)で収納型も好評です。
飾り台の高さがある分、横幅が同じ平飾りに比べて見栄えがすることが人気の理由のひとつで、片付け下手な方には特に重宝します。

立雛

スタイルとしては、立雛もブーム。
元々雛人形は、古来より流し雛などの人の型をしていた為、立雛が原型だとされる諸説もあり、本来の形で雛人形を飾りたいという方も増えています。

好みの色の雛人形

選び方として、好みの雰囲気で選んだり、部屋に合わせた色合いで雛人形を選ぶ方も少なくありません。
今時の雛人形選びでは雛人形と言えば赤を想像してしまう、そんな昔と違って、高貴なお色の紫系や何色とも言いがたいニュアンスカラーのようなお衣裳の雛人形が人気が高いです。
また、ピンク色やラベンダー色のケース飾りの雛人形も、春らしく女の子のお節句には相応しい色合いです。

雛人形のお顔

顔が命と言われるように、雛人形のお顔は、選ぶ時の条件に必ず入ります。
昔ながらの涼しげな表情を好まれる方もいるが、赤ちゃんのような可愛いお顔や、古典的過ぎない美人顔も最近の傾向です。

祖父母からのお節句のお祝いは、品物が重ならない工夫も大切

赤ちゃんが生まれてから間もなく大きな包みが送られてきて、それがお雛様であったことに驚かされたと伺ったことがあります。
誰よりも早く孫の節句の祝いを贈りたいという心情は十分理解できますが、都会暮らしの若夫婦にはちょっと困ることもあります。
豪華なお雛様を贈られて嬉しい反面、住宅事情で、飾り場所に苦労したなんて話も聞きます。
2LDKくらいのマンション暮らしで7段飾りの立派な雛人形をもらったなんて人いらっしゃるようです。

毎年、2月の終わりから3月3日まで、1部屋を片付けてお雛様の居場所を確保することになります。大きな家にお住まいの方は都会の住宅事情には疎いものです。
日頃のコミュニケーションの中で、間取りや希望をさりげなく聞いておくといいでしょう。

困ったときはお店に相談

店舗だけでなく、ネット通販もしている雛人形専門店は、種類が豊富ですので、お好みピッタリの雛人形が見つかることでしょう。
店舗に「日本人形協会認定の節句人形アドバイザー」が在籍していれば、ご予算やサイズ等ご本人に合った雛人形選びのお手伝いをしてくれます。
お電話やインターネットで問い合わせもできます。
ネットで探してお子様と雛人形実店舗にお出かけする、というのも主流です。

次女・三女が生まれた時の初節句の雛人形

雛人形は子供の成長と幸せを祈るものです。基本的にはお子さま一人一人の雛人形と考えられています。
出来れば次女・三女にもそれぞれの雛人形を用意したいものです。
しかしながら、一人一人に雛人形を用意するのが難しい場合には、何かお子様の記念になるようなお人形を買い求めてあげて、一緒に飾ると良いでしょう。
ここ最近では雛人形は姉妹の二人のものとし、別にそれぞれ市松人形を飾る、というスタイルも根付き始めています。

娘(赤ちゃんのお母さん)の雛人形はどうすればいい?

雛人形をもう飾らなくなったり、雛人形が古くなってしまったり、何かの事情で雛人形を保存できなくなった場合は、全国各地の社寺で行っている人形供養(人形感謝祭)に持参し、供養料を添えて雛人形を治めるのが良いでしょう。
人形のまち・岩槻(埼玉県さいたま市)では毎年11月3日に人形供養が行われています。
人形協会にご連絡頂けましたら、ご供養に出される方法や費用をお伝えしております。(岩槻人形共同組合 048-757-8881)

雛人形は女の子の健やかな成長をお祝いする節句の席に欠かせないものとして昔から節句の席に飾られておりました。
雛人形はお祖父さま、お祖母さまから可愛いお孫様への初節句の贈り物としてこれ以上はないお品であると思われます。
四季のある日本の昔からある初節句という麗しいしきたり。その場の主役になる可愛らしいお孫様。
雛人形は晴れ着を身につけた可愛らしいお嬢さまを最高に引き立ててくれることでしょう。

雛人形の飾り方と並べ方

雛人形はいつからいつまで飾るの?

雛人形は立春過ぎから二月の中旬、遅くともお節句の一週間前までには飾り、ひな祭りを楽しみに待ちましょう。
雛人形を片付ける時期は、季節の節目という本来の意味からもなるべく早めに、遅くとも三月中旬までには雛人形を片付けましょう。ただし、地方によっては旧暦でのお節句となりますので、その場合は一か月遅く時期をずらしてください。
「三月三日を過ぎても雛人形を飾ったままだとお嫁に行き遅れる」というのは、迷信ですのでご安心ください。

雛人形の基本的な飾り方

親王

雛人形を飾るのに男雛と女雛、どっちが右で、どっちが左?に飾るのか。配置の決まりはあるのでしょうか。
飾り方は古来の日本文化では、雛人形を飾るのに男性は向かって右、女性は向かって左とされてきました。現在でも京都地方ではおひな様もそのように配置されています。
しかし、それ以外の地域では逆に右に男雛、左に女雛を飾る傾向にあります。これには昭和天皇の即位礼に倣ったとか、西洋化の影響など諸説あります。

三人官女

飾り方は式三献に従い、向かって右から「長柄の銚子」「島台/三宝(の2種類がある)」「加えの提子」の雛人形を飾ります。
長柄の銚子は、柄の長い白酒をつぐ道具。
加えの銚子は、 柄がない手持ちタイプの白酒をつぐ道具。
両方とも現在の結婚式の三三九度などでも使用しています。
また、この写真の座り官女は三宝を持っていますね。三宝とは台のことで盃を載せています。

五人囃子

能の囃方と同じ雛人形で構成されています。
飾り方は向かって左から、「太鼓(たいこ)」「大鼓(おおかわ)」「小鼓(こづつみ)」「笛(ふえ)」「謡(うたい)」の順に並べます。

随臣

随臣である右大臣・左大臣。どちらも背中の矢羽、持ち矢、弓、太刀を持っています。
ご年配のヒゲを生やしたダンディーなお人形が右大臣、イケメン若人が左大臣です。
飾り方は右大臣は向かって右、左大臣は向かって左となります。

お道具

桜橘

雛飾りにセットされている桜橘は、京都御所にある「左近の桜」「右近の橘」を模しているとされています。
この場合の右左は男雛女雛から見た位置なので、左近の桜が向かっ右、右近の橘が向かって左に飾ります。
さくらたちばな京都御所の紫宸殿は北を背にして南向きで、天皇の左(東)を守る近衛兵を「左近衛/四位 の身分」、
飾り方は西を守る近衛兵を「右近衛/五位の身分」と呼び、向かって右が左近衛(おじいさん)、向かって左が右近衛(若者)となり、
これにならって左近の桜、右近の橘と呼ぶそうです。

お道具

雛飾りのお道具は、時代によって様々に変化しています。
主に大名家や将軍家のお嫁入りの道具などを模して作られていたようです。
現在の七段飾りのお道具は、タンス・長持・鏡台・針箱・駕篭・重箱、牛車などです。
飾り方は駕篭はお殿様側に、中央に重箱を置き、お姫様側に牛車を飾るのが一般的です。

雛人形の飾る場所

我が家に迎え入れた雛人形、いよいよ飾り付けを開始するときには、まずは「家のどこに雛人形を飾ろうか」と頭を悩ませるご家庭も多いのではないでしょうか。
雛人形はとても繊細な素材を多く使って作られています。
ケースに入った雛人形はそのまま飾って問題はありませんが、「直射日光」は避け、窓際はなるべく避けた方がよいでしょう。
とはいえ明るい場所に雛人形を飾り、楽しみたいものですよね。薄手のカーテンや障子を上手に使って直射日光を遮ってください

実際に雛人形を飾ってみよう!

1.雛人形を飾る前に部屋のお掃除

飾る場所を決めたら、後で埃にならないように先に部屋を掃除しましょう。

2.雛人形を箱から出す前に順番確認。

七段飾りなどは、お人形や道具・部品も多いので、飾り方のしおりなどで飾る順番を確認してから箱から出します。
1.飾り台 2.屏風 3.ぼんぼり 4.親王台(殿と姫が座っている台)5.親王(殿と姫) 6.他のお人形 7.お道具類 8.桜橘 9.作札の順です。

3.雛人形の顔には直接触らず手袋をする

布製の手袋を用意します。手の油や汗・ハンドクリームなどが原因で、お人形の顔や手に黒っぽく変色したシミが出てしまうことがあるので、必ず手袋を使います。
また爪でお人形の顔などを傷つけない為の予防策としても有効です。

4.雛人形を飾る場所に最初からセットする

箱から飾り台を出して、雛人形を飾る場所にセットします。
全部セットしてから移動すると、部品を落としして壊す場合もあるので、最初から雛人形を飾る場所でセットしましょう。

5.雛人形を箱から出すときに、メモか写真をとっておく

手袋をして屏風を飾り台にセットします。普通飾り方の手引きが入っているので、参考にして飾ります。
お道具や小物類は、後でどの箱にどう入っていたのか解らなくなる場合がよくあるので、メモや写真をとっておくと便利です。

6.雛飾りの上の段又は奥から順に飾っていく

七段・三段飾りの飾り方は上の段から、親王飾りの飾り方は奥から飾っていきます。
手前を先に飾ると、奥の物を飾る時、倒したり落としたりするので注意!

7.雛人形に掛けてあるセロハンは、慎重に剥がす。

お人形はセロハンが掛かっている場合が多いのですが、乱暴に破るとお人形が壊れます。
丁寧にはがすか目立たない部分の場合は、セロハンを掛けたまま飾った方が埃になりません。

8.雛人形の顔に掛けてある和紙(又は不織布)は、捨てずにとっておく

お人形は顔と頭に和紙(又は不織布)を掛けてあります。乱暴にはがすと髪型が崩れ、ほつれのようになりますので、慎重にコヨリをゆるめてはずしてください。
顔に掛けてあった和紙は、しまうときに使うので捨てずにとっておきます。

9.雛人形を飾り終わったら、写真を撮っておきましょう

次の年に写真の飾り方を見て飾れるので便利です。
お店の人が飾ってくれた場合は、必ず全体を写真に撮っておきます。

雛人形の相場と上手な購入の仕方

人気雛人形の相場

雛人形の相場といっても、人形の衣装やお道具の数・質によってもまちまちです。
そういった関係からコンパクトなケース飾りだから安い!というわけでもありません。
ここでは「人気の雛人形の相場」を参考までにご紹介します。

タイプ別の雛人形の相場

ケース飾り相場 3万円~6万円台が相場
出し飾り(親王飾り)相場 12~15万円前後が相場
三段飾り相場 15万円~22万円が相場
七段飾り相場 30万円が相場

雛人形を購入する予算を決める

雛人形のご予算は、どなたに買って貰うかにもよります。
祖父母様なのか、ご夫婦ふたりだけで、もしくは両家のお祝い金の中からなど、初めに決めておくと雛人形を選ぶ時の参考になります。
先に上げた雛人形の相場も参考にしてみるのもいいかもしれません。

雛人形を購入する時のポイント

インターネット通販で

まずは、インターネットで探してみましょう。
また、自宅の近くに雛人形を販売しているお店があるかないかも、調べてみます。
検索時に「雛人形+地名」で検索すると探しやすいです。
カタログ請求してみることもおすすめします。

雛人形専門の実店舗で

ネット通販だけでなく、実店舗があるかどうかも、雛人形店を選ぶ基準で大切なポイントです。
また、店舗に「日本人形協会認定の節句人形アドバイザー」が在籍していれば、ご本人に合った雛人形選びのお手伝いから、購入後のお手入れの仕方、メンテナンスなどについて詳しく教えて頂けます。

店舗だけでなく、ネット通販もしている雛人形専門店は、お買い得で種類が豊富ですので、お好みピッタリの雛人形が見つかることでしょう。

少しの金額の差なら、ご購入後の不安も相談出来きる雛人形節句人形アドバイザーが居るネットショップをおすすめします。
人気の雛人形はネットで在庫切れの場合もありますが、問い合わせしてみると希望に合った提案をして頂けるショップもあります。

雛人形のサイズ

どのご家庭にも必ず制限があるのが、サイズと価格です。
どこに飾るか、そして飾るよりも大切で意外に忘れがちな収納する場所を決めて、横幅や奥行などを確認しましょう。

雛人形の種類と人気の雛人形

雛人形には、大きく分けて2パターンあります。
1つは、衣装着雛人形。もう1つは、木目込み雛人形です。
近年ではコンパクトな木目込み雛人形が人気です。

雛人形の飾り方の人数別で選ぶ

二人だけの親王飾りなのか、三人官女も付いた五人飾り(三段飾り)なのか。はたまた、五人囃子の付いた十人飾りや七段飾り。
最近は、「ひな祭りの歌」に出てくる登場人物全員が揃った雛人形をコンパクトに飾りたい!との要望から木目込み人形の10人飾りも人気です。

雛人形の飾り方のスタイルで選ぶ

通常の台と屏風がセットになった平飾り雛人形を始めとして、お人形やお道具などが飾り台に収まる収納飾りや、ペットを飼ってらっしゃるお家にも安心なケース入り雛人形飾りなど。
最近では、雛人形を飾る手間もなくコンパクトに片付けられる、毛せん飾りも人気です。
昔から〝邪気を祓う〝とされる赤毛せんに和柄の几帳を合わせた雛人形飾りは、まるで宮中の宴を思わせるかのようなお洒落なデザインです。

「私はかわいいタイプの雛人形がいいなあ。」とか、「ちょっと落ち着いたエレガントな雰囲気の雛人形がいいなあ。」など、なんとなくのイメージから、探し始める方もいれば、ピンク色がいいとか、シックな色合いがいいなど、カラーで決められる方もおられます。

多種多様なスタイルやデザインの雛人形がありますが、
ご自身の好みに合わせて、またご家族みんなで、お子様にぴったりのものを見つけられるといいですね。

プロ直伝!お雛様の選び方、買い方

いつ頃雛人形を買いに行けばいいのかな?

種類や色柄が豊富なのは、1月下旬までです
お雛さまは、人形も付属品も99%が手作り品で数量が限られておりお、雛人形店も毎年新作を入れる都合で余計な在庫を持っていません。
人気のある雛人形は、たいてい1月中には完売しますので良い品を選びたいなら早めに来店した方がベター。
確かに2月の中旬以降、そのシーズンの在庫処分が始まりますが、人気商品は売り切れで選択肢がなくなり希望に添わない場合も。
また配達が混み合うので、お節句ぎりぎりになることもあります。
大量生産の衣料品のバーゲンなどと違い残りものに福は「ない」のがお雛さま、と心得た方が無難です

ゆっくり見られる平日に下見

平日は、お店はすいているので下見をするのにぴったり。スタッフも時間を掛けて親切に説明してくれます。
下見をしたときに希望の数点を決めておいて、休日にご家族で来店し決定すると良いでしょう。
お店のスタッフにも顔を覚えてもらえるのでベターです。
*比較的すいている日
平日、土曜午前中
土日は1月12日頃迄

何店か見比べる

赤ちゃんを抱いて多くのお店を見るのは大変ですが、少なくとも2-3店は巡ってみた方がベターです。
同じ雰囲気のお雛さまでもお店や品によって、値段の開きがある場合が結構あります。
雛人形専門店は、おむつ交換の場所やミルク用のお湯を頼んでもちゃんと応対してくれますので、遠慮なく長居して納得のいくものを選んでください。

迷ったら、お店のスタッフに相談

雛人形店のスタッフは、おめでたい品を扱っているので、基本的に大変親切で気のいい人が多いものです
遠慮せずになんでも相談した方が、専門家の見解というのも雛人形を選ぶ際の結構重要ポイントになります。
ご予算や飾る場所に合わせてお勧めセットを紹介してくれたり、雛人形店によっては雛人形のセットを組み直してくれる場合もあります。先に上げた雛人形の相場も参考に相談してみるのもいいかもしれません。
(ご相談はご購入後の不安も相談出来きる雛人形節句人形アドバイザーが居るショップをおすすめします。)

スタッフが付いていると気が散るという場合

お店の人がいると、お金の相談などしにくいもの。
またゆっくり一人で見て回りたい時などは遠慮せず「ゆっくり考えたいので後で呼びますから、家族だけで相談させて」「のんびり見て廻りたいので、しばらく一人にしていただけますか」と言いましょう。
「用事があったらお呼び下さい。ごゆっくりどうぞ」と説明は控えてくれます。