人気武将の五月人形特集

2022年3月18日

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五月人形で人気がある武将のランキングは「徳川家康」「伊達政宗」「上杉謙信」の3武将が毎年トップの座を競い合う形で長年変わっていないそうです。
特に戦国時代にピリオドを打ち、天下統一を果たした「徳川家康」の鎧兜は、“出世鎧”、“出世兜”と呼ばれ、大変縁起が良いとされています。「徳川家康」の兜にはシダの葉をモチーフにした前立が付いていますが、常に生き生きと緑色であるシダの生命力や繁殖力の強さの象徴とされ、健康長寿や子孫繁栄の意味が込められていると言われています。

目次


  1. 不動の人気武将、徳川家康の兜飾り

  2. かっこ良さが人気の武将、伊達政宗の兜飾り

  3. 義理固さが人気の武将、上杉謙信の鎧兜飾り

  4. 織田信長、豊臣秀吉、武田信玄の兜飾り

  5. 文武両道の鏡として人気の武将、武田信玄の兜飾り

  6. 独特の兜で人気の武将、直江兼続、真田幸村の兜飾り

  7. さいごに

不動の人気武将、徳川家康の兜飾り


徳川家康の我慢強い性格を言い表す言葉として「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」があります。戦略家でもあったとされ、混沌とした戦国時代を収拾し、最終的に天下を統一するに至ったのは、戦力でねじ伏せるやり方ではなく、じっくりと機会を待つ姿勢にあったとも言われています。
他の有名武将のようなドラマティックなエピソードや神話のような伝説はあまりありませんが、実直で落ち着いた雰囲気が将来お子様に目指してほしい人物像として人気がある理由なのかもしれません。

徳川家康8号兜 収納兜 三曲金屏風 桐飾り台収納箱




間口(横幅)51×奥行37×高さ53 cmとコンパクトでありながら、重厚感のある兜飾りです。艶消しのシックな桐素材の飾り台とシンプルな金無地の屏風が兜の華やかさを引き立てています。威糸には正絹を使用、吹返しや鉢の部分に透し模様を入れる高度な技術を用いた上質な兜です。飾り台の中に兜や弓太刀、屏風を収納できる便利な収納飾りです。

選べる4種類 8号兜 ケース飾り




端午の節句に相応しい竹虎がデザインされた落ち着いた色調の背景と、出世の意味合いが込められた
雲竜柄がデザインされた暖色系の背景の2種類あります。それぞれ「徳川」「彫金徳川」は、間口(横幅)32.5×奥行25×高さ32cm、
「彫金伊達(銀)」「彫金伊達(金)」の方は、間口(横幅)36×奥行28.5×高さ33cmと、どちらもコンパクトで飾りやすい大きさになっています。

かっこ良さが人気の武将、伊達政宗の兜飾り


若いうちに伊達家の家督を継いだ伊達政宗は、10代のうちに頭角を現し、
後に仙台藩主となって東北の繁栄に寄与しました。伊達政宗は豊臣秀吉を怒らせるような
振る舞いをする度に奇想天外な言い訳で逃れた、というエピソードが有名です。世渡り上手な一面も人気の秘密のようです。

兜13号 伊達龍彫り前立之兜


伊達政宗の兜は非対称の大きな三日月の前立が特徴です。これは当時の武将たちの間で盛んに用いられた、星や月などの天体に武運を祈願する妙見信仰という考え方の影響と言われています。
直線的でシンプルな台と屏風がモダンな印象の兜飾りです。剥ぎ合わせ鉢という手間のかかる手法を用いて丁寧に作り上げています。 “金箔押し小札・正絹糸縅・金金具”といった上質素材にこだわった高級仕様の華やかな兜です。

義理固さが人気の武将、上杉謙信の鎧兜飾り


上杉謙信も若くして越後(現在の新潟)を統治した武将で、自らを毘沙門天の化身と称し、幟旗には「毘」の一文字が掲げられました。「越後の虎」「軍神」と言われて恐れられた上杉謙信は、生涯に70回以上参戦した戦いのほとんどに勝利を収めるほど戦略に長けた天才だったそうですが、義理人情に厚く、卑怯な手を使って敵を陥れるようなことは嫌ったと言われています。

腹巻鎧10号-上杉謙信公之鎧・単品-(下散錣-色々縅)


百戦錬磨の上杉謙信に織田信長も一目置いていたそうで、色々威の胴丸を贈呈したという史実が残っています。
伊達政宗と同様に妙見信仰に基づき、日輪(太陽)と三日月を組み合わせた前立が特徴的な兜は上杉謙信のシンボルマークでもあります。
鎧は緻密な作業によって組み上げられた “黒小札色々糸縅”の上質鎧で、多色使いが繊細で美しい高級な仕様です。

江戸甲冑師・加藤鞆美作 上杉謙信公1/3兜 勝ち虫セット


江戸甲冑師の第一人者である加藤一冑の技術を継承する加藤鞆美作の伝統的なスタイルの兜飾りです。全体的に黒を基調とし、
金色のトンボがあしらわれた上質な塗り台屏風セットは、シンプルなデザインですが高級感が漂います。
トンボは前にしか進まないことから「勝ち虫」と呼ばれ武将たちに人気のモチーフでした。
洗練された色使いで匠の技が細部にまで生きている本格派の兜飾りです。

12号家紋シルバー上杉謙信公之兜 皇帝飾り


こちらは人気の上杉謙信モデルの中でも一味違うモダンな兜飾りで、シルバーと黒の組み合わせが
落ち着いた雰囲気を醸し出しています。兜の吹返し部分には繊細な透かし細工が施され、高級感が感じられます。
背景には本物の花の押し花を使ったステンドグラスを思わせる気品に満ちた屏風がおしゃれです。

人形工房天祥オリジナル ケース飾り 六角 アクリル


人気の3武将が揃ったケース入りの兜飾りです。間口(横幅)46×奥行33×高さ46cmとコンパクトサイズでありながら、
軍扇・陣笠・陣太鼓の三品も加わり、迫力満点のケース飾りに仕上がっています。六角形のアクリルケースは、
割れにくい素材を使用し、どの角度から見ても美しく見える仕様になっています。背景に虎が描かれている上杉謙信、背景に富士山を背負った徳川家康、縁起の良い龍が背景の伊達政宗と、どれも豪華な雰囲気です。

織田信長、豊臣秀吉、武田信玄の兜飾り


一般的な人気武将ランキングで必ず上位に名前が挙がるのが織田信長です。
破天荒な性格や激動の人生は映画やドラマでもよく取り上げられますが、統率力がある頼もしい人物像として魅力を感じる意見が多いようです。
ここでは織田信長、豊臣秀吉、武田信玄の兜飾りをご紹介します

選べる 5号兜 白木お盆飾り 長鍬兜 大鍬兜 徳川家康 伊達政宗 上杉謙信 織田信長 豊臣秀吉 武田信玄 真田幸村


間口(横幅)27×奥行19×高さ21cmと飾る場所を選ばない大きさの白木のお盆飾りの兜のシリーズで、左から、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄の兜です。
織田家の家紋は「木瓜」から派生した「織田木瓜」と呼ばれるもので、子孫繁栄の意味があると言われています。兜の中央と吹返しの部分に家紋を配し、まるで光が広がっているかのような華々しいデザインの兜です。
豊臣秀吉の兜も織田信長に似た放射状の物が付いていますが、前立ではなく後頭部に付いていますので、まさに後光が射しているようです。菖蒲の仲間である馬蘭の葉を広げた「一の谷馬蘭(ばりん)後立付兜」と呼ばれています。
武田信玄は「甲斐の虎」と呼ばれて恐れられた武田軍を率いた最強の武将として有名です。「獅噛前立・武田家菱紋付」が特徴的な、本格的兜です。
この他に長鍬、大鍬、徳川家康、伊達政宗、上杉謙信、真田幸村モデルがあります。いずれもとてもコンパクトですが、どの武将の兜も正絹を用いた高級感溢れる仕上がりです。

文武両道の鏡として人気の武将、武田信玄の兜飾り


学問にも優れていたと言われる武田信玄は、古代中国の兵法書から引用した「風林火山」の幟旗で有名ですが、人望も厚く地元の発展のためにも尽力したことから現代でも愛されている武将です。

収納飾り 兜12号武田信玄公之兜 黒色金松会津塗 黒塗京洛月光龍


兜の中央に菱の葉をモチーフにした武田家の家紋「武田菱」を配し、前立には金の角がついた鬼の顔、頭頂部から白い毛をなびかせた「諏訪法性兜(すわほっしょうのかぶと)」と呼ばれる豪快な兜です。写真は金色でおめでたい松の模様が描かれた黒塗りの台屏風セットですが、この他に金色の地に縁起の良い月光龍が描かれた台屏風もあります。飾り台の中に一式を収納することができる便利なタイプです。

独特の兜で人気の武将、直江兼続、真田幸村の兜飾り


上杉謙信や伊達政宗の非対称の三日月の前立でさえ『なぜ?』と不思議に感じますが、刀を抜きやすくするため左側は大きく、右側は小さくしたと言われています。
このように武将の兜には奇抜なデザインの物が数多くあったようで、ひとつには混乱を極める戦場において瞬時に敵味方を区別する必要があったためですが、縁起を担いだり、怖がらせたり、大きく見せて威嚇する目的もありました。
「愛」一文字の前立が目印の直江兼続や、六文銭と鹿の角が特徴的な真田幸村も独特の兜で最近人気がある武将たちです。

選べる2種の12号兜アンチモニー茜・直江兼続 真田幸村 木目二色黒グレー曲線屏風セット


領民を第一に考えたという誠実な人間性が魅力とされる直江兼続は、前立に大きく「愛」一文字をあしらった斬新な兜で有名です。なぜ「愛」一文字なのかについては諸説ありますが、はっきりしたことは分かっていません。
真田幸村は六文銭をシンボルとした幟旗を掲げていました。兜の額にも六文銭が付けられています。鹿は山の中を颯爽と駆け回る姿から戦いの神の使いとされ、それにあやかって鹿の角をモチーフにしたという説があります。
どちらも間口(横幅)64×奥行40×高さ63cmで、モダンな黒とグレーの背景にアンチモニー合金の鮮やかな赤と金が美しく映えるスタイリッシュな兜飾りです。

さいごに

武将モデルの五月人形はどれも魅力的ですね。戦国時代の歴史や人気の武将について調べていると、時代が流れて世の中が大きく変わっても、最終的に人の心に響く大事なことはあまり変わっていないことに気がつきます。五月人形もずっと変わらず親の願いと子どもの夢を託して飾られていくことでしょう。
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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものと異なる場合があります。予めご了承ください。


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