お盆は実家に帰省して過ごすという方も多いと思いますが、ご先祖様や亡くなったご家族の魂も一年に一度、この時期には盆提灯を目印に戻って来ると言われていることから迷子にならないように毎年飾るのが通例です。
目次
盆提灯の意味
提灯自体は中国から伝わったもので、現在のような丸型の折り畳み式になったのは室町時代の終わり頃だそうです。
お盆に飾る盆提灯は地域や宗派によって飾らない場合もありますが、明かりを灯すことが珍しく贅沢だった時代、提灯が持つ神秘的で厳かな雰囲気には亡くなった人の霊を呼び寄せる力があると信じられていました。
そのため、昔からお盆には提灯を飾り迎え火を焚いてご先祖様を導き、感謝の気持ちを込めて供養をする期間とされているのです。
白紋天提灯は初盆のみ
ご先祖様と聞くと少し大げさで遠い感じがしますが、ご家族が亡くなられた方にはお盆はとても身近で生きていた時の思い出が蘇る時間なのではないでしょうか。
特に亡くなって初めて迎える初盆(新盆とも言います)には真っ白な無地の盆提灯を飾るのが一般的です。
何も模様が入っていない白紋天(しろもんてん)と呼ばれる提灯は、清らかで純粋無垢な気持ちを表現するもので初盆にお参りに来られるお客様のための目印でもあります。
白紋天提灯は初盆の1回だけしか飾りません。翌年からは模様が入った盆提灯を毎年飾ります。
出し入れしやすいタイプを選ぼう
毎年飾るのは面倒で・・・とお悩みの方にはコンパクトで出し入れしやすいタイプの盆提灯をお勧めします。
最近では住宅事情に合わせて飾る場所に困らない小さな盆提灯や、どこにでも飾ることができるコードレスタイプも増えています。
また、お盆の時期にだけ飾るのではなくインテリアとして一年中飾っておけるデザイン性に優れた盆提灯もたくさんありますので、お部屋の雰囲気に合わせてお好きなタイプを選ぶことができます。
お勧めの盆提灯はこちら
直径7.5×高さ20.5cmと大変コンパクトな上にコードレスなので仏壇はもちろん、ちょっとしたスペースに置くことができます。高級感が感じられる上品な花柄で、お部屋の雰囲気を問わず合わせやすいデザインです。
ぼんぼり型の透かした竹ひごの中に桜柄の回転灯を組み合わせた直径19×高さ22cmの盆提灯です。インテリアとしても趣があり、コードレスではありませんが中間スイッチが付いていますので簡単にON・OFFできます。