工房天祥の上久保です。
先日、我が家の長女[中2]の学校で卒業式がありました。例年、卒業式の後に剣道部OG・卒業生・在校生、全て混ぜ卒業試合をやるのですが、去年に引き続き【中止】となり・卒業生に花束を渡したり・写真を撮ったりと見送ることも【禁止】となってしまいました。
新型インフルエンザが始まってから、部活ができないまま引退になり、そのまま卒業となってしまった3年生。
『結局、最後まで先輩達と練習が出来なかった…』と悔しそうでした。
本当に去年に引き続き歯がゆい卒業シーズンですね(ノ_<。)
さて、お雛様や五月人形にも出会いと感謝の気持ちを込めてお別れする時期があるのをご存じですか?
工房天祥には毎日何十件の電話があるのですが、1ヶ月に1回位
『うちには私が子供の時に買った大きな鎧があるから名前旗だけ欲しいんだけど…』や
『私のお雛様があるから吊るし飾りだけ欲しくて…』というお電話をいただきます。
でも実は【子供に自分の節句人形を受け継がせるのは良くない】と言われています。
[私も工房天祥に入社するまで知らなかったのですが(笑)]
節句人形はたしかに高価な物ですし、ちゃんとお手入れをしていれば長持ちしますし・愛着もあったりして、自分の子供に受け継がせたいな…や、まだまだ綺麗だから欲しいと言う人にあげたいな…と思う気持ちは、よくわかります!!
でも五月人形もお雛様も、【大切な子供を災いから守ってください】という気持ちを込めて家族が贈る“その子のお守り”のような存在です。(^▽^)/★☆♪
その子が立派に大人になった時点で、その御人形は長い間見守ってくれたお役目を、やっと終えることができるのです。
お子様の節句飾りと一緒に飾ることは問題ありませんが、処分したら可哀想だし…綺麗だから子供へ…と思うのではなく【長い間、自分のことを見守ってくれて有り難う…】という気持ちを込めて、供養してあげるのも1つだと思います(^-^*)
お守りを親から子へと引き継いだりしないと同じで、厄をすいとってくれたモノを、子供に渡すのではなく、小さくてもリーズナブルでもいいから、その子だけの五月人形を用意してあげるのがオススメです☆

お雛様の“こひな”のように木目込でできていて、おぼんにチョコンとのせる兜も可愛らしいです☆